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セイジ-陸の魚-


セイジ


ようやく、群馬にも『セイジ』が辿り着きました。

シネマテーク高崎さんの初日に行ったのだけど、『CUT』のときは片手で数えるくらいの人しかいなかったのに、なんと『セイジ』では30数人の人が列を並んで2階のスクリーン室が開くのを待っているのには驚きました。ストロベリー菊田の影響か?セイジの番宣もかなりやってたし…でも確実に西島さんファンが増えてる証拠なのかも知れませんね(笑)…そこに正真正銘「西島さん目当て」で来ている自分…しかも女で1人で来てるしな、周りからしてみれば「絶対西島さん目当てでしょ?」って思われてる自分…(苦笑)。

+++

そんな今回鑑賞した『セイジ』なんだけど、色んな意味で難解な映画だっていうことを多方で聞くのだけど、番宣や伊勢谷さんのブッ飛んだ性格に”難解”なイメージはなかったんだけどなぁ~。だけど、

会社の同僚の友人が、東京で先に『セイジ』を観たらしいんだけど、わざわざ私にその子の感想を教えてくれた。

「伊勢谷の頭の中が分からない…」

んーーーーーー、ちょっと毒のある言葉だなぁ~って思ってたけど、よくよく聞いたら伊勢谷監督とも西島さんとも森山くんとも別にリスペクトして観に行った感じではなさそうなんで(汗)、こんなコメントだったんだと思うけど、それにしてもちょっと嫌な感じだなぁ~。だけど評価については、特に俳優云々って思ってない人の意見の方が鋭すぎるから、西島さん目当てで行く観客よりも第一インプレッションの的は得てるかと思う。だって、映画が?マークが点滅してても、甘くしちゃうとこは少なからずあると思うから(でもみなさんはちゃんとジャッジしてますよね)。

確かに難解な映画だったと思います。

「人が生きるとは何か?」「人が人を救うとは何か?」を表現するのはかなり難しいし、感じるのも難しいことだと思う。ぶっちゃけ「さっぱり何が言いたいのか分からない」っていう意見も映画を観終わった私にとっては分からなくもないけど、それでも考えることは出来るはずじゃないのかなぁ~って考えてみたり。

セイジの行動、言葉を聞いてると、「人間が生きることの重さ」をセイジが身を持って教えてくれたように思えます。セイジの過去の背景も作用して、ゲン爺(津川雅彦)やショウコ(裕木奈江)の話から、「セイジは物事が見えすぎて、この世界に一人でも不幸な人間がいる限り自分は幸せになれない」と語られているように、寡黙で有りながらも、時には正論や持論を主張して、それでも世界の周っていく方向に自分一人では何もできないことを痛いほど分かっていて、そして全てを包み込む愛がある。

もう一人の主人公でストーリーテラー役である「僕」に対しても、セイジは深い愛を示す。就職を手っ取り早く決めるも、未來の不安を抱え(冒頭では、自分探しの旅ではないって言ってるけど)長い旅に出てきた「僕」の心のうちを見透かしている。それは、セイジも同じように自分の居場所を探して旅してきたからこその共感があったのだと思うし、「僕」の持ってる何かに惹かれたんだと思うのだけど、セイジの言葉は、少し毒もあるけれど、心に突き刺さるような印象を「僕」に残して行く。

そんな「僕」は次第にセイジのことが気になってくるんですが、ある夜、セイジの大事な8mmフィルムを見つけて無断で観てしまいます。しかも燃やしてしまうというハプニングを起こしてしまうんですが、怒られるかと思いきやセイジは「そうか、燃えたか」と言いながら、優しい笑顔を見せてみる。普通の人間には、そんな声はかけられない。セイジだからこそ、人を思う優しさなのかも知れないし、もしかすると既に過去を断ち切りたかったからかも知れないし…(ここの部分は深いですねぇ)。

ただ、セイジがゲン爺の孫娘のリツコにセイジの妹の姿を重ねていたという件がこのフィルムのシーンから分かってくるんですよね。リツコの前では、無邪気に笑い、ふざけ合って、唯一自分を出せる場所だったのかも知れません。だから、あの残虐な事件が起きてしまったことで、セイジは再び心を閉じてしまったんだと思う。リツコに会えないほどショックで、起きてしまったことは元には戻らない…きっとそう思いながらも1人もがいていたんでしょうね。けれど、「僕」の策略でリツコの家へ連れて行かれてしまったセイジ。そして、あの結末に向かいます…。

「自分の身を投げ打って」という言葉をよく耳にするけれど、こんなにも衝撃的な行動を示した例は考えもつかない。セイジにとっては、感受性の高すぎる人だから、普段は人との距離を置くようにしているのだけど、心を無くしたリツコを目の前にした瞬間に生きることの疑問を抱いてた自分を解放してしまったのだと思う。自分の存在意義や、リツコの為に何ができるのか?「身を持って痛みを分かち合うこと」がセイジの答えだったんだと思う。

って書くけど、衝撃すぎて…。でも、ゲン爺さんが薪を割っている所に向かったときに、もしかして…とは思ったんですが、やっぱり予想していても凄いシーンでした。最後にみんなに取り押さえながら、リツコに微笑む優しいセイジの眼差しが本当に美しかった。

その光景を見てしまった「僕」は、セイジを連れてきたために、セイジに究極の決断をさせてしまった後悔から、逃げるようにして現実の世界に戻って行くのだけど、20年後再び訪れた廃墟となったドライブインで大人になったリツコに出会い、「セイジが私にとっての神様になった」という言葉を聞いてやっとセイジを受け入れることができるんですよね。そして、カットが変わり、一台のオレンジ色のトラックが映った瞬間…あぁセイジ生きてるんだなって。ちょっと涙が出そうになる伊勢谷監督に演出に感謝です。

この映画を観終わって、私はすごく「セイジ」に共感したんですよ。「究極の救済」はできないけど、人の痛みを常に分かるような人間になりたいなって。今の自分は、自分のことだけで精一杯で、人に対しての優しさに欠けていると思うから。人の弱さや強さを知って、人を許すことができたら…『セイジ』を観てたらそんな人間でありたいなって深く思いました。

+++

でまぁ…伊勢ちゃん推薦の西島肉体美(苦笑)

裕木奈江の体よりも、西島さんの体の方が究極に素敵ですね。もう、惜しげもなく…
あんなに絞っているのに、胸板はめっちゃ厚くって。シャツ一枚だと体の線が出まくりで…こりゃ死ぬわ…

そして怪しげなスマイルと、技ありなスマイルと、「僕」で遊ぶ意地悪スマイルと、リツコちゃんにだけに見せる究極の激カワスマイルと…寡黙な人っていう設定なのにこれだけ種類豊富なスマイルを見せてくれた西島セイジさんにどれだけ胸キュンさせられたことか…。

『CUT』の秀二さんも好きだけど、やっぱり笑顔の勝利かしらん。セイジさん良かったなぁ~♪


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secret

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comment

人間が生きることの重さ、かぁ…
すごく心に残りました。色んな物をいっぱい犠牲にしながら、私達生きてるんだよね。このronさんの言葉から、私は原発の事が結びついたなぁ…放射性物質のせいで殺される牛の涙をテレビで見たのを思い出しました(;_;)

ブラボ!!素晴らしい感想。

なんか、この映画好きすぎていろいろレビューとか見るたびに
結構ひどく書かれてたり、セイジが分からないとか
あのカットの意味がないとかいろいろ言われてたけど・・・。

私は共感したんですよね。

原作も読んでなくて、インタビューも読まずに言って正解だなって思ったけど、
本当にあのシーンで斧を握った瞬間、
心臓のばくばくが止まらなくて、吐き気すらした。
一瞬のシーンだったけど、
あのセイジの笑顔がストップモーションのように見えた。
感受性が強すぎるっていう部分。
マサムネともかぶるなぁwww
でも、秀俊さん自身はセイジとは程遠い気がするーwww

声すら別人。
ミーハーで映画見に行っているのかと言われたらそうなんですが、
西島さんの才能に改めてほれぼれしました。

うー、語りたいすねー。

>りこさん

人間が生きてくってことって本当に大変だし、辛いし、
人間1人じゃ行きてけなくて、誰かの支えがあって生きてける。
最近、人間関係で悩む私には非常に考えさせる映画だったかな。

りこさんは原発のことを思ったんだねぇ。
人間の傲慢さ故に牛(他)が犠牲にならなきゃならない。
本当に人間の生活もそうだけど、
地球規模で地球を守っていかなければいけないんだよね。

>mariさん

ごめん…あんまり上手く書けなかった。
色んなことを頭に描いてたのに、結局セイジの批判をブッちぎるような内容で
…あんまりにも、酷い言い方されたのが心に残ってつい…。
音楽とか、伊勢ちゃんの映像感覚も凄いぞ!とも書きたかったけど、
やっぱりセイジの愛の包容力がこの映画の全てなんだと思うのね。

>本当にあのシーンで斧を握った瞬間、
心臓のばくばくが止まらなくて、吐き気すらした。

私も、セイジのことだからやっちゃうのかな?
って思ったし、分かってたからこそ心が痛くって。
人のためにあそこまでするセイジの感覚が辛すぎた。
だけど、あの笑顔に私は救われた気もするよ。

>感受性が強すぎるっていう部分。
マサムネともかぶるなぁwww
でも、秀俊さん自身はセイジとは程遠い気がするーwww

そうだね、実際倒れたし…。
あれから、マサムネさんの胃をいつも心配するようになったんだけど、
人の言葉や気持ちにダイレクトに受けちゃって、
自分に跳ね返ってきちゃう感じなのかな。

西島さんは…どーだろー?感受性かぁ…。
いつも笑ってる顔しか思い浮かばないよ~。

>声すら別人

そうそう、声も違うって言ってたけど、発声が違うのかな。
『CUT』の秀二さんも違うなーって思ってたけど、
セイジは全く西島さんの色は消えてたし、何よりワイルドなセイジ
…西島さん(笑)にドキドキで…。
んーーーー、この変わりようは凄いね。

また来月になったら、近くでも上映決まったし、2回目行って来るね。

セイジ、酷い言い方されて批判されてたんだ!まぁ、色んな意見や考えがあるよね…。親子で来てる人もいたみたいけど、私だったら子供(中学生くらいまで)には見せたくない…と思っちゃう(^^;
そうそう、最後、手を持ってけ!みたいに手をわたしたシーン。私、あれはいらない!て思ってしまった。またくっつけて、セイジは大丈夫だという事を示したかったのかなぁ…?具体的なセリフは忘れちゃったけど、これ持ってけこれをっ!みたいなのが、なんだかお笑いみたくって。ん~今思い出してもやっぱりあれはいらないと思う(ToT)

そうそう、私が会社でにっしーにっしー♪って煩いからなんだけど、観る前の私にそんなこと言わなくても良いじゃん?って思わない?。

>親子で来てる人もいたみたいけど、私だったら子供(中学生くらいまで)には見せたくない…と思っちゃう(^^

そう、シーン的に厳しいんだけど、P-12指定みたい。親同伴だったら、12才以下でも観れるらしんだけど、観せる観せないも親次第かなぁ~。あのシーンは私も、ビックリし過ぎたから…うん。

>そうそう、最後

たぶんね、手はくっつかないな(汗)。これ持ってけのシーンは、私としてはあの状況下でみんなが動揺してる感じがすごく出てた気もしたんだけど、まぁ…気持ち悪いしね、カットに入れなくても良かったかもね^^;

ん~、自分のおじさんが、仕事で指切り落としちゃたときに、奥さんが指を持って袋に入れて病院に持ってたのを見たことあって、それと映画のシーンがリンクして…ちょっと感慨深かったよ~(私はねぇ~)。

そっかそっか~そんな事があったんだね
動揺している様子かぁ…言われてみればそうだね。実際にあぁいう事になると、持ってけ!!となるのだろうね…。納得。
酷い言い方って世間一般にかと思った(^^;会社の人の話しね!ごめん~(^^ゞ

ごめんね、解りづらい書き方で(^^ゞ
もうさ、これから観るっちゅうのにね。

んで、あのシーンだけど、一歩間違えるとコントだし(危ういねー)。
っまぁ…私もちょっと思った(←思ってんじゃん!)
でもほんと実際リアルに持つんだよね人って。。。

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メインはなんだか西島秀俊になってるが、大沢たかお、藤木直人ネタも(時々)書いてます。

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