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ラストシーン


ラストシーン


DVDレンタル屋さんで、見つけた『ラストシーン』。主役の麻生久美子さんを『CASSHAN』で最近観たこともあって、なんだか気になって借りてみました。だけど、ストーリーを知らずに借りたので観始めたら思わぬ展開でビックリ!!

ノスタルジック風な背景と七三分けの似合う(笑)好青年風の西島さんと、なんだか荒々しい麻生祐未さんがなんとも怖い…(爆)。麻生祐未さん…なんだか見たことあるなーって調べてみたら、西島さんとは『ジェネラル・ルージュの凱旋』で共演されてますね、高級クラブのママがそうでした。


ラストシーン01


…なんだけど、この”おどろおどろしい雰囲気”は何なんだ!?しかも祐未さん演じる「ふじこ」は子供を自分で堕ろしたショックで頭がおかしくなって、電話からは胎児の声が…ふと窓を見上げると胎児の手と胎児が張り付いてるぅ~~~!!!!って思わず”どひゃーーー!!!!”って観てるこっちが驚いてしまったが、そのタイミングで「CUT~!!」の声が。一斉に辺りが明るくなりカメラは引いて全体の様子を映し出す。ってこれ映画の撮影だったの?ってやっと時代背景と西島さんの役柄が分かるのだ。

私、ホラー映画を借りてきちゃったんだと思って正直焦ったんだけど、この演出には参ったわ。そういや、監督は中田秀夫さん…あの『リング』の監督さんなのでこの手はお得意なのですね。

+++

この映画は往年の映画スター三島健を過去と現在とで2人の役者が演じていて、西島さんは1965年当時の三島を演じています。コンビを組んでいた人気女優・吉野恵子の引退がきっかけで次作の主演を若い俳優に奪われ、周りのスタッフに当たり散らし、挙句の果てに妻が交通事故で他界、日本映画界の衰退とともにこの世界から姿を消す…という役所でした。この神経質な不機嫌さを醸し出す芝居が絶妙です。


ラストシーン02

大杉連さんと笹野高史さん。


そして得意?のナンパ術なんかも見せてくれて、ファンとしては嬉しい一幕も(笑)。ただ、失敗に終わりちょっとみっともない姿の西島さんで、なんだか可哀想に思ってしまったけど…逆に女の方が1枚上手だったような(苦笑)。

自分を理解してくれないイライラがMAXになり、助監督なり照明さんなりを殴ってしまう横暴さ…もう手に付けようないほど自分を追い込んでしまう三島。撮影のシーンの最中、ふと見ると暗がりのなかに奥さんの姿が浮かび上がる…。そして、映画のスタッフから三島の奥さんが交通事故で亡くなったという知らせがくる。


ラストシーン06

…っていうか、やっぱりホラーじゃーん!(爆)


時が経ち、2000年現代へ…。

撮影所システムは衰退し、TVドラマからの映画化へと時代は移り、かつての活気が失われていた。映画が好きで映画の世界を夢見て入ってきた小道具係のミオ。しかし、誰もがこの状況に不満も抱かずミオには理解出来ないでいた。そんなところに、代役として35年ぶりに映画に帰ってきた三島に出会う…。

映画の世界に憤りを感じ辞めようとするミオと、映画の世界を離れた老人三島。この2人の交流が第2部(と位置づけて)のストーリーになるのかな?初めのうちは、そっけなく三島を扱うミオだったけど、三島が何気なく語りだした映画の世界に入ったきっかけを聞くうちに、三島が映画にこだわる理由が何なのか?興味を覚えていく…。

撮影に入った三島は、最後のセリフがなかなか言い出せない。撮影スタッフも少々嫌気も差してきたとき、その様子を見守るように再び彼の目の前に亡くなった妻が現れる。今は物置となったかつての楽屋で、昔に還ったようにセリフ合わせを始める2人、そして若き日を思い出してゆく。


ラストシーン04


自分のせいで死なせてしまった罪を背負い生きてきた三島であったけど、35年の時を越えて妻の心を知ることになり、再び撮影の現場に戻っていく三島…「生まれ変わっても映画人でいたい」という思いが、スタッフ全ての心を動かせる。そして、ラストシーンへ向けて映画はひとつになった…。

+++

観始めたときは”一体どんな映画なんだ?”って思ったけど、現代の映画現場シーンがグダグダ過ぎてもうちょい演出のしようもあったと思うけど(過去の活気のたった現場と今のやる気のない現場の対比を描いてるのは分かるけど)、三島の回想シーンからグッと映画が締まって行くんですよね。

過去を受け入れるために再び映画に戻ってきた三島や、時代の流れでリストラされた男が結局映画から離れられずに撮影所に戻ってきてしまった清掃員のおじさんや、過去に三島に殴られ屈辱的に思ってたおじさんも、全ての人が映画を愛していたことが微笑ましい。

そして何といっても、駆け抜けの俳優時代、大部屋女優だった妻に一目惚れする三島の表情、そして看板スターとなり幸せそうに寄り添う姿…この幸せは続かなかったけど、最後はちゃんと迎えに来てくれたんですよね。このシーンだけでも涙なしにはいられない。人生のラストシーンという意味でも素敵な場面でした。


ラストシーン05


時代は変わっても、失ってはいけないもの。失ってみて、初めて分かるもの。人それぞれの大切なものをいかに守っていくのかがこの映画のテーマでもあるのかな?ふらっと借りてみた映画がビックリするほど素敵な映画だったときは、何倍にも嬉しい気分になれますね。

とは言っても、西島さんの傍若無人な演技と、まだ心が無垢だったときの可愛い演技の両方が観られたお得感…(爆)このギャップは何だ~~~あまりにツボすぎて笑いが止まりません。。。


ラストシーン_ブロマイド


それから、往年の映画スターだけに、ブロマイドを撮っているシーンあり。この他にギター持ってはしゃいでる?(はしゃぎ切れない…恥ずかしがり屋の)映像が特典映像の中に入ってます(笑)。気分は石原裕次郎?映画黄金期の作品が大好きな西島さんにとって、この映画スターの役はどんなだったろうな?西島さんらしい?ダメなやつだったけど(苦笑)結構ハマってますよねぇ~。おデコを出すとめちゃくちゃ可愛い西島さん…たまにはおデコ出してくださいってなんでか思ってしまったわ。

そんな感じで西島マニアにはたまらない1本ここにあり(笑)。


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secret

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comment

本当いい映画だよねぇ(*^^*)

西島さん本当若いよね、何歳だろう。
私も、ホラー借りてきちゃったと思って焦ったよ笑。あんな窓に張り付いてるなんてね(@▽@;)かなり前に見たので色々記憶があやしくなってたけど、ronさんのblog、解説で色々思い出せました(^^)

2002年公開だから、たぶん撮影してた時期は1年前…と読んで30歳くらいですかねぇ~。ほんとに肌にツヤがあって、ピチピチしてますね^^ 
回想シーンの西島さんがめちゃ可愛いかった~。

>私も、ホラー借りてきちゃったと思って焦った

この演出にまんまと引っかかりましたよねぇ…。ホラーは苦手で出来るだけ観いようにしてるんだけど、この監督の『リング』は観ちゃったんだよね。家族で温泉に行った先で、みんなでなぜか観た。一人じゃ絶対観ない!…から『ラストシーン』観始めた瞬間にうそーん!って。窓に張り付いた胎児(←誤字だったね)には思わずDVD停めようかと思ったし(爆)。

家族で温泉行った先でリングみるなんて、すごい(°o°;;私は見た事ないけど、怖いだろうなぁ。夜トイレとか一人でいけました(?_?)私は行けなくなるな…f^_^;

みんなで観れば怖くない的発想だったのかな…うちの母が(苦笑)。
『リング』は松島菜々子と真田広之だったよね。くる~きっとくる~♪ってやつ(爆)。TVから貞○が出てきた瞬間に知っててもひーーーー!!だもん。あれは怖いよ…。
トイレはどうしたかなぁ~。絶対一人じゃ行けない。今でも…

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